普段は閑散としている公園も、ピエロが現れたりして大盛況。バザールよりもこっちの方がにぎわっていた。中央アジア各地で見られた遊園地のようなアトラクションの施設もそれまでは動いている姿を見たことがなかったが、見ている方がはらはらするような錆び付いた機械だが長い列ができていた。同じ生地を使って仕立てた晴れ着を揃って着ている家族がいたり、クジャクと一緒に写真を撮れる写真屋がいたり、まさにお祭り気分だった。日程の関係でオシュを日中に後にしなければならなかったが、ウズベキスタンのフェルガナの街に向かう途中、また国境でトラぶっていると、オシュの実家からフェルガナの大学の寮に帰る途中の女の子が最後までつきあってくれ、その後大学の寮に招かれ連れていってもらった。その子の姉さんと、途中のバスで一緒になった青年も一緒にもてなしを受けたが、良いナヴルスの思い出になった。新年に食べるというスマリャックという食べ物も食べさせてもらった。小麦から作るペースト状の食べ物は麦だけの甘みという不思議な食べ物。作り方を聞いてみたが複雑なのでさっぱり分からない。ウズベク人も自負するホスピタリティの一端をかいま見た一日だった。