−カイラスへの道−

まったく、ひょんな所から行くことになったカイラス山。旅行会社から、ランドクルーザーと物資を積むトラックをチャーターするための契約、ビザの延長、出発する前から色々あった中での出発。道は決して良いとは言えないが、思っていたよりはぜんぜん良かった。乾期というせいもあるのだろうが。問題は、道よりも車と同行者達。車は途中で故障するし、ドライバー達は出発して2日目から帰る帰ると言い出すし、同行したフランス人は毎朝遅刻するし、しまいにはガイドがナイフを振り回して暴れはじめる。案の定最初の計画なんてあったもんじゃない。途中からはランドクルーザーには乗れずトラックに乗せられ、最後はトラックの荷台だった。カイラス山まで4泊5日、途中のいかにもチベット的な風景もいいのだが、無事着いて良かったという安堵感の方が遙かに大きかった。

給油風景 給油風景−もちろんガソリンスタンドなどはないので、トラック1台引き連れて、時々このように給油をする。
サガ サガ付近−ヤルンツァンポ川を望む。
トンバ1 どこまでも続いていく道
トンバ2 トンバ付近−朽ち果てた遺跡。徴税の機関があった建物らしいが。
トンバ3 トンバ付近−手前には大きな砂丘。その先には川が流れる。そして、先の方に見えるのはヒマラヤの山々。
ヤク ヤク−チベットの民には欠かすことのできない動物
パルヤン パルヤンにて−ヤクの頭の骨に文字が刻み込まれている。
クンギュ・ツォ クンギュ・ツォ−気温が低いせいか湖面から水蒸気が立ちのぼっている。
メモ・ナニ メモ・ナニ(7694)−タルチェンの町より望む。