新蔵公路

アリから新疆に向かう新蔵公路で。2泊3日のトラックの旅。トラックの前の部分に8人の人が押し込まれて座っている。前のちゃんとしたイスの部分に4人。イスの後ろの巾50センチぐらいのスペースに4人。外国人は問答無用で後ろだともいわん感じで押し込まれる。写真に写っているところは全然つもっていないが、途中では雪の中でスタックしているトラックともすれ違う。夜の寒さはしゃれにならない。旅行人ノートには、荷台は死ぬおそれがあるから避けた方がいいと書いてあったが、この時期の寒さだとそれは単なる脅しでは無い気がする。途中立ち寄ったり、泊まったりする道班で出る麺が暖かかった。でも本当に味気ない。3日目、夕日の沈むクンルン山脈を背に山を下り、イェチェン手前の集落で3日ぶりに食堂に入り炒麺(でいいのかな?ラグマンとは全然違う味付けだった)を食べる。豪快に生のニンニクをかじりながら食べたその味は、本当においしかった。ラサから西チベットと総じて味気ない食べ物が多い中、ここで食べた手打ちの麺は豊かなシルクロードに来たことを感じさせてくれた。