−ツァンダ−

「グランド・キャニオンの100倍」とも形容されるこの谷の迫力はあらゆるものを圧倒する。山道で大きく揺れるトラックの荷台で何度も転がりながら、この風景だけは見逃すものかと必死になって立っていた。雨で浸食されて鍾乳石のような形をした土山が、地層をむき出しにして左右から迫ってくる。そんな山道を越えたところにあるグゲ王国の古都ツァンダとツァパラン。遠くに雪山を望み、眼下にサトレジ川が流れる谷に抱かれた町。ここはチベットなのだろうか?なぜこんなところに?どうして……。

ツァンダ1 ツァンダの風景−こうした山にも穴を掘って住んでいた跡がたくさんあったりする。
ツァンダ2 ツァンダの風景−この下は30メートルほどの絶壁になっていて、そこをサトレジ川が流れている。

ゴンパ跡
ゴンパ跡−土山の一つを登ったところにあるゴンパ跡。全く放置されているので、何年も経てば朽ち果ててしまうのだろうか。

ツァンダ3
チョルテン・ツァオの前で。ツァンダには大小様々なチョルテン(仏塔)がある。特に土で作られた無数のチョルテンは、異様な光景だ。
ツァンダ4 チョルテン群の前で遊ぶ子供達
グゲ グゲ遺跡−中の壁画にはインドの影響もはっきり見られる。ますますここがどういうところなのか不思議に思えてくる。
郵政トラック ツァンダからアリに向かうトラック−祝!人生初ヒッチ。
新蔵公路 アリから新疆に向かう新蔵公路で。