旅で知り合った方々、大学時代からの知り合いの方々、職場の知り合いの方々、はたまた全く僕のことを知らない方々、明けましておめでとうございます。横着で結構年賀状を出していない人もいると思いますが、代わりにこのページをもって新年の挨拶にということで、今年もよろしくお願いします。今年の僕の年賀状はこんな感じです。
今更ながら昨年を振り返って・・・
去年の重大ニュース
1.中央アジア旅行
やはり去年一番のトピックはこれ。前回のチベット旅行の後、最後の長期旅行のチャンスであるこの時期どこに行こうかというのは前の旅の間からずっと考えていたことで、カイラスに行ったために行きそびれたネパール(エベレストは見たかった)、西チベットの先チベットよりチベットらしいと言われるラダック、荒涼とした砂漠が広がるラージャスターン等々、どこも行ってみたかった。しかし、敦煌で会った方から見せてもらったロンリープラネット「中央アジア編」。当時、旅行人ノートが出る直前であり、歩き方でもロシア編のおまけみたいな扱いで、頼りになるのはこの本だけだという。北京では見る西洋人すべてが「鐘」と書かれたガイドブックを片手に持ち、どうせ西洋人向けのレストランばかり乗せてる西洋かぶれのガイドブックなんだろうと思っていたが、この中央アジア編は「サバイバルキット」その看板に偽りはなかった。旅行人ノートチベット編はかなりの衝撃だったが、それと同種の衝撃だった。まだ多くの旅行者が訪れていないということと、シルクロードのもつロマンチシズムの魅力は僕をとらえてやまなかった。結果として観光地化されている所は、落胆させられる部分も正直多かったが、今回は本当に一人旅といった雰囲気で、日本人もいなければ他の国の観光客もいない。旧ソ連の全く価値観の違う世界の中で独り身を置くことは新鮮なことであり、単に旅情をくすぐるという以上のものがあった。バスに乗るにしても、列車に乗るにしても、時には宿に泊まるにしても周りは全く初対面の現地の人ばかり。英語がほとんど通じないことと、ロシア語をはじめ各国の現地の言葉をほとんど解する事が出来ないことは大きなマイナスだったが、みんなどうにかして意志を伝えようと一生懸命になってるのはよくわかったし、一緒に食事をしたり、ウォッカを飲まされたり(僕を知ってる人はわかると思うが僕はとてつもなく酒が弱い。3杯ぐらい一気させられるとあえなく撃沈。朝から酔っぱらった男が、大きな荷物抱えて宿探しっていうのはどうみても尋常じゃなかった。)、国境や町中でトラブってる僕を見て救いの手をさしのべてくれる人々の優しさ、温かさ、またそういうのとは裏腹にただひたすらに賄賂をせびる警官がいたりする現実。旅仲間と一緒にいろんな話をしながら旅をするのもいいが、独りでいることで得られることもまた大きい。色々な意味で自由であることの貴重さを感じさせられた旅だった。
2.ホームページを持つ
最初は自己満足のために、自分の想い出のために、何らかの形で残しておこうとして始めたことだが、ちょっとサーチエンジンに登録してみるとそれなりに反応があったりして、「旅行をしたいのですが・・・」という人だけでなく全く意外な方からメールがあったり、決して多くはなくてもそういう何も知らない人から反応があるというのは、それがインターネットの面白いところだというのは分かっていても、実際目の前にするとそのすばらしさを再認識させられる。まぁ、個人の趣味の域から出ることはないだろうが、これからも細々とやってきます。
3.カイラス会開催
これは2に関係があるが、前にも書いたようにほんとにびっくりした。自分の身の回りに、自分の価値観を理解してくれるような人がいるかっていうと、そういう恵まれた人はなかなか少ないだろうし、そういった意味でもこういう出会いっていうのはいい機会だったと思う。
4.大学卒業、就職する
今後の人生を考えると、まぁこれが一番影響ある出来事だろうけど。僕の夢を叶えてくれる場であり続けてほしいものです。まぁここは趣味のページなので無粋な話は抜きということで。
5.トルコ旅行
夏の1週間の旅行でしたが、かなり濃かったです。もともと、旅先でだらだらするというよりは、観光にせよ何にせよ活動している方が性に合ってるので、こういう短期の旅行には向いているのかもしれない。大地震の被害者の方々の御冥福をお祈りいたします。あと、皆既日食のフィーバーぶりはなかなかすごかったらしいのが少し残念。
6.パソコン自作する
春先はまだまだこんなに安価なパソコンが出回るとは思ってなかったから、メーカー製のパソコンは高いだけで拡張性もあんましないし・・・というわけで自分で作ることに。CPUのささりが甘かったり、ケースのばらし方がよく分からなかったので電源外してみたりちょっとだけ無茶もしたけど、それでも意外にあっけなくできるものです。しかも一度動き始めれば何の不具合もなく動いているし。ちなみに名前はシャイダ(ШАЫДА)。僕がフェルガナで世話になった女の子の名前です。別にマシンに名前が付けられるって言っても表示させる機会なんてないのですが。
7.独身寮入寮
独り暮らしは気楽でいいのですし、職場に近くなったのでいいことずくめなのですが、一つ困ったことがあって、今までは酒を飲んで電車の中で乗り過ごしたって言っても新宿から町田の方に行く間にいい具合で酔いも醒め、乗り過ごしたとしても最悪本厚木ぐらいだったのですが、今は西武池袋線で池袋から10分ぐらいの練馬でおりる予定が、ふと目が覚めたら所沢で、しかも帰りはまだまだ先だからと思ってまた眠りについたら今度は池袋に戻っていたりと、そんなこんなで池袋から20分ぐらいで帰れるところを2時間かけて帰ったことがありました。まぁ、そもそもがどうしようもない話なのですが、練馬のつもりが所沢というのはちょっとダメージでかいです。
番外.寺門ジモン目撃
仕事をやってるとなかなかメリハリがなくなってしまって、単に職場近くで見かけたというだけの話なのですが、まぁこんなことでもちょっとした事件なんです。最近は。
(2000.01.03)