先週末、紀伊国屋にでも行って立ち読みでもしよっかなーっで、気になった本が2つ。1つは旅行人ノートの西チベット編。ただの「旅行人」でも十分びっくりなのに、この「旅行人ウルトラガイド」と銘打った西チベット編は、いきなりアリから始まる、、、。まぁ、次はカイラスだろうと思いきや、ツァンダ。濃すぎだねぇ。書いてある中身もかなりびっくりで、閉鎖されたゴンパの扉の隙間からのぞきましたレポートやら、足場がないのでしたから見えるところだけ書いてみましたレポートやら、「1933年の状況ですが、、、」(?)やら、もう仰天。でも、この人心底旅行が好きなんだろうなって感じさせるような中身だから、何か好感が持てるんだよね。中国インド国境付近にこの本を持った怪しげな日本人がうじゃうじゃしてるなんていう状況にはどう考えてもならないだろうけど、旅行人にはまだまだこういったディープな本を出して欲しいですね。その代わりつぶれたりして欲しくはないんですが、、、。大丈夫なんですかね、こんな本だして採算の方は。でも、文革はおそろしいね、こんな田舎のはじっこまで徹底的に破壊しに来るっていうんだから。ある意味、国境近辺の重要な地域っていう部分はあるだろうけど、たったあれだけしか人が住んでないところへよくもまぁご苦労さんなこった。ツァンダの街のすぐ近くにあるゴンパ跡もこの時にさらに破壊されたとのことで、、、。ああやって放置されてる遺跡が他にも無数にあるんだろうね。仏像の頭とかがそこら辺に転がってたりするのはかなりショッキングな図なんだけど、そういうのはともかく何とか保護して欲しいものです。でも、この地域にあれだけ寺院があったっていうのも本当にびっくりしたね。
もう1つはロンリープラネット中央アジア編の2nd Edition。今年に入ってから出たみたい。中身はほとんど見てないけど、あの本も情報としては僕が行った去年の初めの段階で大分陳腐化しているのも多かったからね。でも、そんな中身より何より、最初の項目を見てびっくり。アフガニスタンが追加されてる、、、、。ちょっと我が目を疑ったね。一応、内戦は終結したっていう表明があったとはいってもねぇ。まぁ、割いてるページは全然ないんだけど、「だったら載せなきゃいーのに」って思うんだよな。これ読んで行きたいなんて人がいたら責任持てるのかね?おそろしや、おそろしや。でも、結構いるみたいなんだよね。アフガニスタンに行ったことのある人って。僕も実際目の前にしたことあるし。それともこれはある意味注意喚起なのかな?行っちゃダメですよーっていうかんじの。筆者は取材のために乗り込んだんだろうな、でも。
(00.10.03)