ANGRA / REBIRTH
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1.In Excelsis 2.Nova Era 3.Millennium Sun 4.Acid Rain 5.Heroes of Sand 6.Unholy Wars Part-1 Imperial Crown Part-2 Forgiven Return 7.Rebirth 8.Judgement Day 9.Running Alone 10.Visions Prelude 11.Bleeding Heart |
ついに届きました。新生ANGRA!前作「FIREWORKS」後、ヴォーカルのアンドレ・マトスが脱退した時には、もう2度と聞けないかもしれないと思ったけど。1993年(もう8年前か)のとある日、名前も聞いた事もないバンドのプロモーションビデオが、たまたまザッピング中に引っかかってしまったのが原因で、それ以来僕はハードロックの世界にずっぽりはまってしまいました。その張本人がこのANGRAでした。「Unfinished Allegro」から「Carry On」へというクラシックのイントロからいきなり走り出すギターリフ、ハイトーンヴォーカルというあまりにもコテコテの演出に、当時何の免疫もない一高校生であった僕は完全にノックアウトされ、続くビデオでも見た「Time」の静から動という展開に感動し、ラストの「Lasting Child」のネオ・クラシカルハードロックの「美学」でもうお腹いっぱいという強烈な印象を残したデビューアルバム「ANGELS CRY」。ヨーロピアンハードロックにクラシックの要素をとりいれて、多少荒削りゆえにその美学の追求という部分が発散していたそのデビューアルバムや2ndアルバムの雰囲気に近いものが確かに感じられるのが、この新生ANGRAのニューアルバム。この人なしにはこのバンドはありえないと思っていたヴォーカルのアンドレ・マトスの後任のエドゥ・ファラスキも、存在感という点では前任者にひけをとるものの、アンドレとかなり似た歌いまわしをそつなくこなしているし、ギターの2人もあいかわらず速いけれど雑さは感じられずまさに流れるように弾きまくっている。一曲目の「In Excelsis」から「Nova Era」というオープニングのイントロから速い曲へという流れもまさにANGRAという感じで、3rdアルバム「FIREWORKS」に何か物足りなさを感じていた僕にとってはやっとANGRAが帰ってきたという気持ちで一杯です。残念ながら、1stの「Carry On」、2ndの「Nothing To Say」といった強烈なハイライトはないけど、これからにちょっと期待したくなるようなアルバムでした。
(01.10.27)