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STREET TALK / TRANSITION

1.Someday (I'll Get Over You)
2.Need Someone
3.If Anybody Breaks Your Heart
4.Let Me Be The One
5.Alway Stand By You
6.Ye Gods And Little Fishes
7.Everything I Do Is Just For You
8.Energizer Bunny
9.Don't Give Up On This Love
10.When You Lose The One You Love
11.I'll Always Remember

発表されたのはほぼ2年前になるSTREET TALKの2nd。最近は以前のように地道に色々なArtistの音楽を聞いて、なんてことはめっきり少なくなってしまったけど、ここ最近ちょっと良い感じのアルバムを聞けたので、まずはその1枚目。CDの帯に書かれている謳い文句が「憂いに染まるメロディーの雫…」、「スウェーデン」、「メロディアス・ハード」、「ヨラン・エドマン」、「「ロマンティシズム」の結晶」。ツボ突かれまくりです。透明感を醸し出すキーポードに、さりげないフレーズながらメロディでしっかり聴かせるギター、それに続くヨラン・エドマンのツヤのあるヴォーカルが被さってくる1曲目、これでかなりお腹一杯です。キーボードを上手く使って透明感と爽やかな雰囲気を出しながら、メロウなフレーズを効果的に散りばめた、アルバム全編を通じてそんな音楽が楽しめます。。あいかわらず、ヨラン・エドマンも良いです。一番最初にヨラン・エドマンのヴォーカルを聴いたのはイングヴェイの「FIRE & ICE」でしたが、高音部の伸びのあるヴォーカルと、中低音部のちょっとくぐもったようなトーンで微妙にタメを効かせた独特な歌い回しを器用に組み合わせていく様に、そのとき以来すっかり病みつきになってしまいました。イングヴェイのアルバムの中でもかなり酷評されている「FIRE & ICE」ですが、僕がなぜか結構気に入っているのはヨラン・エドマンのヴォーカルって言うのがあるのかもしれません。もちろん、このSTREET TALKはイングヴェイのようにHR/HM然とした感じはあまりないのですが、どんなスタイルでも自分の色で歌いきるそんな器用なところも魅力なのかもしれません。ライナーノーツの中で、キーボードのフレドリック・バーグが、ジョン・ウェイトの”Missing You”やPOLICEの”Every Breath You Take”が好きと書いてあって、ちょっとそんな雰囲気のアレンジが多かったりするように、割と曲調が似たような感じに偏っている部分もあるけど、変なのやるよりはよっぽど良いでしょう。これで、もう1曲くらいトドメの曲があれば、言う事はないのですが。

(02.03.31)