|
1.Birth of the Sun 2.Plague in Lucifer's Mind 3.Dying Man 4.Black Magic Suite Op.3 5.Merlin's Castle 6.Voodoo Nights 7.Hello 8.Voodoo Child 9.On a Serious Note |
またまた懲りずにイングヴェイですが、今回はちょっとした企画もの。今年に入って、デビュー前から一緒に活動していた元Rising Forceメンバーのマルセル・ヤコブがRising Force名義で勝手に「オフィシャル」リリースしてしまったデビュー前の音源集「Birth of the Sun」に激怒したイングヴェイがソロ名義で数曲追加してリリースしたものです。なんといっても若い!これがまた16、17の頃っていうだからびっくりです。曲自体は何年も前からBootlegで出回っていたものと同じようです。Early DemosとかのBootlegは結構よく売られていたので、学生当時買おうかなとかよく思ったものです(結局買わずじまいだったけど)。音質は20年以上も前の音源なので、リマスターしてもたかが知れている(というか普通に製品として売れるレベルでは到底無い)のですが、なんといっても16歳のイングヴェイ青年がこれでもかといわんばかり弾きたおす(歌メロは、ちょっとしかないのにやたら曲が長かったり)。デビュー時よりもかなり粗さが残っていたりするものの、その分その勢いにまかせたプレイは鬼気迫るものがあります。しかも、後の代表曲「Rising Force」のリフやファンなら誰でも知っている決めのソロフレーズを既に使っているのがすごすぎ。他にも「Krakatau」、「Motherless Child」等々…のちにリリースする曲のパーツがちりばめられていて、これが16歳っていうだから、まさにGenesisというしかないでしょ。当時はマルセル・ヤコブのほかにも、80年代一世を風靡した「Final Countdown」で有名なEuropeのヴォーカルのジョーイ・テンペストも一緒に活動していた時期もあるっていうんだから、このころのストックホルムは恐ろしい高校生だらけだったわけですね。
(02.12.27)