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MARK SPIRO / KING OF THE CROWS

1.King of The Crows
2.Julia (The Sleeping Beauty)
3.Saving Grace
4.Everybody Needs
5.One Horse Town
6.After You
7.Cracked (What's It All Worth)
8.When Winter Comes
9.Always
10.Just Another Freak
11.It's All About You
12.Why Wait For Love 'Til You Die

ついに、ついにMark Spiroの6th アルバムが…。1999年の5th"THE STUFF THAT DREAMS ARE MADE OF"から待つこと4年。ついに届きました。2ヶ月ほど前にBurrn誌の輸入レコード店の宣伝に「リリース予定」の文字が出てからというもの、その妖しい西新宿のレコード店に足を運び「今月入荷予定です」の返答に期待し、それから結局4,5回は無駄足を運んだのですが、ようやく入荷していました。発売延期の間に、タイトルは当初伝えられていた"24 HOURS A DAY"から"KING OF THE CROWS"に変わっていましたが、そんな細かいことはどうでも良いです。僕にとっては、Mark Spiroが書いた曲を、Mark Spiroが唱う、それがアルバム通して聴ける、それだけで充分です。いつもアルバムの最初の方に良い曲を持ってくるようですが、今回も2曲目のJohn Waiteとの共作の"Julia"が、今回のハイライトでしょう。哀メロとサビのハーモニーが印象的。どことなく哀感漂うカスレ声とエモーショナルな熱唱、彼を表現するには「男の哀愁」という言葉がぴったりだと個人的に思うのですが、そんなMark節を今回もアルバム全編を通して堪能できます。レコーディングメンバーはいつものメンバーと言いたいところですが、Tim Pierceはいるのですが、Michael ThompsonもDan Huffもいません。彼らは、これまでソングライターとして、単なるギタリスト以上の貢献をしてきたのですが、特にGiantのDan Huffが痛い…。今回のアルバムに関してレーベルを移籍してスウェーデンのレーベルに移ったのですが、そのあたりも制作費に響いていたりするのかな?今までネックだった、デモテープ?というようなチープな音作りは少し改善されているだけに、ちょっと残念です。次のアルバムは何年後かな?僕は、彼が活動を続けている限り、"Stay Young"、"All The Love We Kill"を超える曲をきっと出してくれると信じて待ち続けます。

(03.07.14)