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YNGWIE J. MALMSTEEN’S RISING FORCE
/ WAR TO END ALL WARS

1.Prophet of Doom
2.Crucify
3.Bad Reputation
4.Catch 22
5.Masquerade
6.Molto Arpeggiosa
7.Miracle of Life
8.The Wizard
9.Preludium
10.Wild One
11.Tarot
12.Instru-Mental Institution
13.War To End All Wars
14.Treasure From The East
15.Requiem

イングヴェイの1年2ヶ月ぶりの新作は、やっぱり今一つ。今まで、どんなに太ってきても、超ドアップにしたり、斜めに不自然な姿勢で立つなどしてジャケットに出続けたイングヴェイがついにジャケットから消えたと思いきや(デヴューアルバム以来11作ぶりの快挙?しかもストラトキャスターすら出ていない)、中身の方は相変わらずにエゴ丸出しの弾きまくり状態。個人的には弾きまくるのはきらいじゃないし、むしろ好きな方なんだけど肝心な曲の方が今一つ。ギターのノイズからドラムが入り、ギターのリフが重なっていくという1曲目の入りはライブっぽくて良いし、最初に早い曲からはいるのは良いんだけど、2曲目以降これといった山場がないまま15曲。これじゃぁねぇ。マーク・ボールズのヴォーカルは悪くないし、もう少し普通に歌わせればいいと思うんだけど、叫ばせ過ぎというかなんというか妙にフラットに聞こえる。音のバランスも、ヴォーカルだけなんか抑えられてる感じで、曲が悪いのか音のバランスも悪いのか何かそれぞれのパートが勝手にやってる印象を受けてしまう。
あとは10曲目の「Wild One」、歌詞が自伝的内容だそうで、「I was a viking」で「I saw the light」で「Force」が「Rising」して「Soldier without faith」に「Black star」とくれば、「Far beyond the sun」は出てこないけど、今までの曲のタイトルつなぎ合わせただけじゃないかー!(あいかわらず、歌詞はどうでもいいんだけど。)それでも、「Rising Force」ばりに力のこもった曲だったならまだしも、これではちょっと。これが今までのイングヴェイの集大成だとは口が裂けても言わないよね。「Fire & Ice」や「Seventh Sign」の「美学」を思い出してくれー。これのどこが「究極のバロック&ロール」なんだぁ。あああ!!!!!なんか書いてるうちに腹が立ってきた。やっぱ手抜きだよこれ。曲を練ってくれぇ。

(00.11.26)